四川大地震により四川盆地が地盤沈下し、重慶地域の地盤に隆起が生じた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
中国地震局地質研究所の張培震・所長(国家四川大地震専門家委員会・南北帯地震構造研究グループのグループ長)は31日、「GPSデータの分析と現場での地質調査を通じて、四川大地震により映秀県から北川県の断裂帯に垂直方向と水平方向のズレが生じたことがわかった。垂直のズレの度合いは最大で4メートル。これにより、四川盆地が地盤沈下し、竜門山が大幅に隆起した。この関連データについてはさらに綿密な推計を進めている」と紹介、さらに「他の地震の時と同じように、こういったズレ(沈下と隆起)は発生後、次第に相対的に安定したもとの状態に戻っていく」と付け加えた。
「人民網日本語版」2008年6月1日 |