中国科学院心理研究所の心理救援チームの第1陣が5月14日、四川省に入り、震災後のメンタルクライシスの管理(心の危機管理)にあたった。専門家チームは国際的に先進的な心理調節管理装置であるSPCS(生理関連自律平衡システム)を配置した。このシステムを使うと、専門家たちはクライアントのそのときの情緒状態をいち早く把握できるとともに、独自の機能ゲームと組み合わせて、神経系統を監視・調節し、プレッシャーをすばやく取り除き、情緒波動を安定させることができる。特に青少年の過敏なメンタルケアに適しており、非常に広い応用範囲をもつ。
同研究所の専門家チームは、現在すでに前後して24台のSPCSを配備し、心のケア面での救援活動に活用している。今回のメンタルクライシス管理の特殊性と長期性にかんがみて、同研究所は5年計画で、現地に災害心理管理センターを設置し、専門的な人材を現地で養成する予定だ。これにより、震災後の復興に長期的な心の援助ができるとしている。
「人民網日本語版」 2008年5月29日 |