四川省政府は25日、被災地の子どもたちにA型肝炎、B型脳炎、コレラなどの免疫力を強化させる予防接種を行うことを決定した。衛生部が調達したワクチンは26日すでにすべて四川に到着している。
四川省疾病予防対策センター緊急措置室の方剛主任(衛生部免疫計画諮問委員会委員)は次のように紹介した。
被災地では建築物が大量に倒壊し、水道施設はひどく破壊され、人々は狭い空間で密集して居住している。このような環境では、腸関係、呼吸器関係、虫が媒介する伝染病などが引き起こされ易いうえに、夏季はさらにB型脳炎、はしか、耳下腺炎などが流行する季節でもある。ワクチンの接種は大災害後の疫病の大量発生を防ぐ効果的な方法だ。このため、四川省震災救助指揮部は子どもたちに免疫力を強化する緊急通達を出し、同省の衛生庁が詳細な実施要項を制定した。
「人民網日本語版」 2008年5月27日 |