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四川省の文化財・古跡豆知識  
三星堆遺址

 

 四川省広漢市南西部の南興鎮に位置し、分布面積は12平方キロ。はやくも1929年の時に大量の精美な玉器と石器が見つかり、1986年に発掘された二つの大きな祭祀坑からは、1000余点のすばらしくて貴重な文化財が出土され、世界を沸き立たせ、「世界の第九大奇跡」と誉められている。今まで四川省で発見された範囲が最も広く、持続時間が最も長く、文化的内包が最も豊かな古城、古国、古文化遺址であり、世界文化遺産重要保護財リストの一員として、その驚異的な発見は大きな意義をもっている。

三星堆遺址から大量の貴重な文化財が出土されたことは、商・周の時に、三星堆古蜀国はすでに強大な総合的実力と相対的に安定した、独立な政治的地位を持っていたことを物語っている。同時に、これらの文化財はいずれも中原文化と大きく異なっている。これで、三星堆文化は古い蜀国文化の典型的な代表だけでなく、長江上流の古代文明の中心地であることがわかり、また、中華文明の起源は多元的かつ一体的なものだということを雄弁に証明している。これだけでなく、三星堆文物は中国の考古学、美学、歴史学など諸領域の空白を埋めて、世界の中国古代文明に対する評価を書き直さなければならなくなる。三星堆文物の中で、高さ3.95メートル、「扶桑」、「建木」、「若木」など多種の神木の機能をもつ青銅神木は三つの層、9本の枝があり、どの枝にも一羽の鳥が立っている。これは普通の意味での鳥ではなく、太陽を代表する神鳥である。三星堆文物は無限の魅力があり、内包が深くて厚く、大きな吸引力と影響力をもっている。1993年5月、三星堆の一部の文物は初めてスイスのローザンヌオリンピック博物館で展示され、その後相次いでフランス、イギリス、デンマーク、日本、アメリカなどの国で展示され、どこでも観衆が押し寄せて大人気をさらっている。

1988年、三星堆遺址は国務院によって中国重要文化保護財と評定され、2001年に国家AAAA観光地と指定されている。

URL www.sxd.cn

「北京週報日本語版」 資料

 

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