成都市南郊外に位置し、唐の時代に建てられ、1672年に再建されて今の武侯祠の君臣廟となった。武侯祠は三国時代の蜀の丞相諸葛孔明を祀っている祠堂であり、中国で人々に知られた諸葛孔明、劉備と蜀漢の英雄を記念するところで、唯一の君臣を合祀する祠廟であり、中国で大きな影響力をもつ三国遺跡博物館でもある。武侯祠は儒家文化と軍事文化を深く結び合わせる思想を体現し、国内外で公認される三国聖地である。1961年、国務院に第一陣の全国重要文化保護財と指定された。
武侯祠の主体建築は表門、正門、劉備殿、廊下、諸葛孔明殿の五つの部分からなり、南から北へ走る中軸線の上にちゃんと並べられている。表門に入って、木陰叢の中に、六つの石碑がそびえ立ち、そのうちの最大の一つである唐代の「蜀漢丞相諸葛武侯祠堂碑」は高い文物価値があり、その碑文は唐朝の有名な宰相裴度が作り、書法家の柳公権が書き、名職人の魯建が刻んだもので、碑刻と書法とも完璧であるため、「三絶碑」と呼ばれている。
正門に入って、目に見えるのは気勢雄大な劉備殿で、その両側には蜀漢の大臣と武将の部屋があり、劉備殿を出ると、有名な諸葛孔明殿である。諸葛孔明殿の中には、「諸葛鼓」などの重要な歴史文化財が陳列されており、このほか、門外にある「攻心聯」は武侯祠の精髄と称され、古今の大事者になる人の成功の道を掲示し、見る価値がある。諸葛孔明殿を出て三義廟があり、桃園で劉備、関羽、張飛が義兄弟の契りを結んだのを祭祀することから名づけられる。三義廟は清の康煕(1662-1722年)年間に建てられ、今は拝殿、正殿が残され、四合院(旧式の家)の形で配置され、内容は豊富多彩で、知識性、観賞性を一体に集め、見る価値がある。
アドレス 老南門外武侯大街
電話 8628-85535951
URL www.wuhouci.net.cn
「北京週報日本語版」 資料 |