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四川省の文化財・古跡豆知識  
世界遺産の青城山

 

四川省都江堰市の南西15キロのところに位置し、中国が公表した第1陣の風景名勝地の一つである。青城山は岷山雪峰を背にし、川西平原に向き、周りは峰々に囲まれ、形は城郭に似ている。林が奥深くて木が密生し、四季を通じて常緑である。頂上へ行くには1000余りの階段を登らなければならない。今は完全な形で数十ヵ所の道教の寺が保存され、大量の古代文物と近代名家の筆跡が収蔵されている。主な見所は建福宮、上清宮、天師洞などがある。

青城山は中国の道教の重要な発祥地で、道教の名山である。山の上にある道教の寺は天師洞を中心に、建福宮、上清宮、祖師殿、円明宮、老君閣、玉清宮、朝日洞など10カ所がある。現存されている建築は清の光緒年間(1888年)に再建されたもので、三重の正殿があり、それぞれ道教の有名人とさまざまな神様を祭っており、殿内の柱の上に394文字の対聯が書かれ、「青城一絶」と呼ばれている。天然図画坊は竜居山牌坊崗の尾根に位置し、十角・二重式の亭閣で、清の光緒年間(1875-1909年)に建てられたものである。ここは景色が美しく、まるで絵の中に身を置くように感じられることから「天然図画」と呼ばれている。

これらの建物は道家の自然を求める思想を十分に体現し、中軸線に沿って対称的に築くという伝統的建築方法を採用し、そして地形によって巧みに建物を作り上げる。建築装飾の面でも、道教の吉祥・長寿を求め、仙人になりたい思想を反映し、中国古代の道教の哲学思想を深く研究する上で、重要な歴史的かつ芸術的価値を持っている。青城山は千百年にわたる、生きている道教「博物館」であると言える。

アドレス 都江堰市南西部

電話 8628-87288159

URL www.qcs.cn/qceip

「北京週報日本語版」 資料

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