国務院地震災害救助総指揮部の総指揮を務める温家宝総理(中国共産党中央政治局常務委員)は24日午前、2度目の視察に訪れた震源地ブン川県の映秀鎮で国内外の記者の取材を受けた。温総理の発言は以下の通り。
我々はこれから、今回の地震で崩れた学校・病院・役所など公共建造物の建築資料を集める予定だ。震災の経験をまとめ、今後の復興にあたって、科学的な参考とする。
人民解放軍と武装警察は11万人の兵士を動員してすべての村を捜索した。また各省(自治区・直轄市含む)と各地の救援物資も次々と被災地に到着している。中央財政も震災救援のために数百億元の調達を手配している。震災復興向けには750億元の基金が設立され、来年・再来年には追加金がさらに投入される予定だ。
香港・澳門(マカオ)同胞、台湾同胞を含む世界の華人に向けて、震災救援への感謝を表す。またこの場を借りて、国際社会・各国指導者・各国政府・各国人民の四川大震災に対する関心・同情・支援・援助に心からの感謝を示したい。
今回の災害救助の開始から、我々は「以人為本(人をもって基本とする)」と開放という方針を貫いてきた。なぜなら地震災害は、中国人民の災害であるだけではなく、全人類の災害だからだ。このような大きな被災状況の中で、我々は世界各国の記者の取材を歓迎する。皆さんが良識と人道主義的精神をもって、現実に即した客観的で公正な報道を行い、被災状況や救援作業の様子を伝えてくれることを信じている。突発的な事件やその他の問題が起こった時、「以人為本」の方針を貫くということは我々にとって永遠に変わらず、対外開放という方針も永遠に変わらない。
「人民網日本語版」2008年5月25日
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