温家宝総理(中共中央政治局常務委員、国務院地震災害救助総指揮部総指揮)は20日午後、第11回総指揮部会議を招集し、被災者の生活の支援や二次災害の防止について協議した。会議では次の4点が決定された。
(1)近日中にさらにテント4万張を被災地に届ける。5月30日以降、毎日3万張を届け、1カ月で90万張増やす。簡易ルーフ80万張りも用意する。
(2)2日以内に仮設住宅6000棟を被災地に輸送する。6月30日までに25万棟、3カ月以内に100万棟に増やす。
(3)危険なダムを1つ1つ調査し、水位を下げ、または空にする。保安行政と管理保護の責任者を明確にする。緊急マニュアルと下流住民の移転計画を策定・改善する。24時間体制で巡回と予測を強化する。水利部は専門家と作業員を招集し、責任分担制を敷き、危険箇所に直ちに応急補強を施す。
(4)地震湖の状況を全面的に調査する。水利部の専門家、武装警察の水電部隊、四川省で構成する作業チームを直ちに現場に派遣する。危険の高い地震湖への監視を強化し、避難マニュアルを策定し、危険地区の人々と救援要員を速やかに避難させる。専門家を組織して総合的な評価を行い、危険回避策を立案し、実行する。部隊と国土資源部は人員面、技術面、施設面で支援する。
「人民網日本語版」2008年5月21日
|