四川大地震の震源地に近い臥竜パンダ自然保護区では、地震で道路が寸断されている影響で物資が届かず、パンダの餌不足が深刻化、また、パンダ飼育施設の被害が大きく、多くのパンダは修復済みの臨時の飼育施設の中に入れられている。そのため、もともと、日程が遅れるであろうとされた北京行きを予定通りに進めることになった。だが、予定されていた送別会などは、四川地震のため全てキャンセルとなった。北京動物園から19日に得た情報によると、五輪期間、観光の目玉となる8匹のパンダは、すでに臥竜パンダ自然保護区から成都に向け出発しており、5月24日には、北京行きの特別機に乗り込む予定をしている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
この度の地震により、パンダの情緒も不安定になっている。そのため、北京行きの全行程において、普段接している飼育員が付き添い、世話をする予定だ。
「人民網日本語版」2008年5月20日 |