「地震犠牲者に黙祷を捧げる日本の救援隊」の画像はネットユーザに大きな議論を引き起こし、彼らの多くが日本の救援隊の四川被災地区における行動に感動したとコメントしている。また、中国人民はナショナリズムという狭い観点を乗り越え、日本の救援隊による被災者の救済活動を理性的に評価すべきだと呼び掛けるネットユーザもいる。 18日付「新快報」が伝えた。
▽ネットユーザの大議論の引き金となった写真
ネットユーザが8日、各フォーラムサイトに転載した写真は、多くのネットユーザによる様々な議論を引き起こした。日本の救援隊の行為を「偽善」だと主張したのは少数派で、彼らのほとんどは、今回の日本救援隊による救済活動に敬意の意を表し、日本に対する印象がかなり変わったと見受けられる。
ネットネーム「浅酔天涯」氏は、日本救援隊に対する一部のネットユーザの懐疑的な視点に対して、常に相手の身になって考えることが大切ではないかと提議、「過去に忘れる事ができないほどの深い傷を受けたとしても、今回の地震被災に対して日本国民が示した善意を無視してはいけない」と主張する。
立場を逆にした場合、中国人が日本の地震被災者に自分のささやかな善意や貢献を示し、このような反応が得られたら、どんな気持ちになるだろうか。
写真(1):5月17日、犠牲者の夫が妻の遺体に別れを告げる。
写真(2):5月17日、地震犠牲者に黙祷を捧げる日本の救助隊員。同日7時25分の時点で、かれらの救助活動は16時間に及び、四川省青川県喬荘鎮の倒壊した6階建てビルから犠牲者の遺体2体を発見した。
「人民網日本語版」2008年5月19日 |