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ボランティアに呼びかけ「みだりに震災地に赴かないで」

 

貴州省疾病管理センター副主任医師を務める宋ティティ医師は、「震災被害者にとって最も医師が必要なときに、私はボランティアの一人として力を尽くしたい」と述べる。15日午前、貴州青年医療衛生ボランティアチームは四川省震災地域の救助に赴いた。宋ティティ医師は、多くの志願者の中から選ばれたボランティアの一人だ。「中国青年報」が伝えた。

中国共産主義青年団中央青年ボランティア業務部の王雪峰部長によると、四川省ブン川県を震源地とする大地震が発生後、部署およびその被害状況の需要に基づき、緊急に各省における、震災地での救援を行う青年医療衛生ボランティアサービスチームを結成させた。今のところ、すでに広東、山東、河北、重慶、湖北、貴州、上海などの8省(直轄市)が医療チームを結成しており、一部がすでに四川省に赴いている。

多くのボランティアの志願者たちが組織化され、あるいは単身で、都江堰、綿陽、徳陽などの震災地の救援に赴いている。中には、その盲目的な行動により、持参した食料や飲料水が尽き、自身が救援対象になってしまったボランティアもある。また、多くが車を運転して現地入りすることから、交通状況をさらに悪化させている。

王雪峰部長によると、今、全国で非常に多くの青年が震災救助ボランティアに名乗りを上げており、中には自らの判断で震災地域に赴いている者も少なくない。彼らの行動は素晴らしいが、やはり、災害状況に基づく、組織化された、秩序だったボランティア活動を展開するべきである。今のところは先ず生存者の救命、怪我人の救護を優先させるために、武装警察や医療関係などの専門の人員を主体とする救援人員を必要としている。ボランティアは自らの判断で盲目的に震災地域に赴かないよう呼びかけている。

「人民網日本語版」2008年5月16日

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