交通運輸部の翁孟勇副部長は14日昼、都江堰市の紫坪舗ダムから救援部隊のボートに乗り、震源地のブン川県に入った。指揮下の部隊は国道213号線の復旧作業に不休で取り組む。これと同時に、交通運輸部のボート約20隻も水路から被災地入りした。
四川大地震の発生後、四川省の交通担当局は作業員5000人余りと機械400台余りを道路の復旧作業に投じた。
交通運輸部道路司の戴東昌司長は「現在、機械は稼働を止めず、作業員は24時間持ち場を離れず、復旧作業は24時間中断することなく、震災救援活動、とりわけ苦しみにある人々を救うために、最大限の努力を尽くして時間を争い、条件を整えている」と話す。
すでに四川省内のすべての高速道路が正常な通行を回復し、成都、徳陽、綿陽、雅安など被災地の主要幹線道路も復旧した。陜西省、甘粛省、重慶などから四川省へ向かう幹線道路は滞りなく、被害の大きかった甘粛省内の幹線道路もほぼ復旧している。
交通運輸部は14日午前に水路からの救援を開始した。馮正霖副部長は「消防部隊のボートは午後には被災地の中心地帯に入ったが、船着場がないため震源地へは到達できず、町に上陸して徒歩で震源地へ向かうしかない。だが救援要員と小型機械の輸送には役に立つ」と述べた。
「人民網日本語版」2008年5月15日 |