四川省北川県の市街地で14日午前9時40分頃、倒壊した家屋の下敷になっていた宋欣宜ちゃん(3歳)が両親の亡骸に守られ、40時間以上にわたる死神との格闘の末、ようやく救出された。人民解放軍の救援隊員はすぐさまこの女児を担架に載せ、救急車が入れる場所まで搬送した。
担架が午前10時15分、道路が寸断された場所にたどり着いたとき、被災地を視察中の温家宝総理と偶然鉢合わせた。温家宝総理は欣宜ちゃんの傍に寄り、やさしく励ましの言葉を送った。けがの緊急手当の必要から、担架はそのまま先を急いだ。2分後、欣宜ちゃんは洛陽協和医院の救急車に保護され、病院に搬送されて治療を受けた。
写真(1):救出された宋欣宜ちゃん
写真(2):宋欣宜ちゃんの手当てをする医療スタッフ
写真(3):担架で宋欣宜ちゃんを搬送する人民解放軍の隊員たち
「人民網日本語版」2008年5月15日 |