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論点  
崔天凱・駐日大使「戦略的互恵関係の新時代へ」

 

中国の崔天凱・駐日大使は4日、まもなくとなる胡錦濤国家主席の正式訪日に向け、「戦略的互恵関係の新時代へ」と題した文章を人民日報紙上に発表した。崔大使の文章は以下の通り(抜粋)。

中国の胡錦濤国家主席が6日から10日まで日本を正式訪問する。中国の国家元首としては10年ぶり、21世紀に入ってからは初の訪日となる。中国共産党第17回全国代表大会が行われてから初の外国訪問でもある。

胡主席の今回の歴史的な訪問は、重要な象徴的意義を持っている。中国政府と指導者が友好的な隣国・日本を非常に重視しており、中日両国の友好協力関係をより発展させたいという積極的な願いを持っていることを表すものでもある。我々は今回の訪問を通じて、▽戦略的な相互信頼を高める▽相互に利益のある協力を深める▽国民感情を改善する▽各分野での交流と協力のメカニズムを建設・改善する▽地域と世界での活動における協力を強化する――などの分野で日本側と討議し、これらについて多くの共同認識を達成し、両国関係を長期的で健全な安定した発展軌道にのせることを希望している。

今回の胡主席の訪日が持つはっきりとした目的と豊かな内容のうち、▽安定した戦略的相互信頼を確立する▽さらにハイレベルでの互いに利益のある協力を進める▽国民感情をよりいっそう改善する――という3点は特に注目に値すると私は考える。

最近、中日関係に注目すべき新たな動向が出現してきている。これは総体的に見ると、双方の交流と協力が不断に深まってきたことに伴う自然な現象だと考えられる。双方は関連する問題を重視し、対話と協議を通じて、相互理解と適切な解決を積極的に求めるべきだ。「木を見て森を見ず」ということなく、主流と方向を見失わないようにしなければならない。我々は、「中日両国の友好は両国民にとっての幸せであり、両国関係の悪化は両国民にとっての災いである」ということを肝に銘じ、両国民の長期的利益を常に重視し、中日関係の発展方向をしっかりと把握していく必要がある。歴史の流れはゆったりとしたものだが、方向と結果を決めるのは要(かなめ)となる数歩だったということが往々にしてある。

我々は、まもなくとなる胡主席の日本正式訪問が円満な成功を収め、中日関係の未来の発展に向けた重要なスタート地点となることを期待している。また我々は、日本側と共同で努力し、両国の戦略的互恵関係の新時代を切り開いていくことを望んでいる。

「人民網日本語版」2008年5月4日

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