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本誌報道  
23年ぶりの日本訪問にあたって

 

                                                           本誌記者   趙 玉琳 

 1985年10月、500人からなる「中国青年友好の船」訪日代表団が天津塘沽港から広東省海上運送公司の汽船に乗って出発し、3日間余りの航行を経て、無事に「一衣帯水」の日本に到着しました。私はこの代表団の団員として、何も知らないだけに非常に知りたい気持ちが募る隣国の地に初めて足を踏み入れ、20日間にわたる「友好訪問」を通して、この目で素顔の日本を見てきました。 

この訪問が実ったのは、1994年に当時の胡耀邦党総書記が3000人の日本の若者を中国に招いたからでした。同年9月24日、第一陣の日本の若者たちが上海に到着したとき、1200人からなる中国側歓迎陣のリーダーは、当時全国青年連合会の主席を務める現在の胡錦濤国家主席でした。3000人の訪中は、中日交流史上の美談として伝えられてきました。中国青年友好の船の訪日は答礼訪問であり、私の初めての海外訪問でもありました。 

この20数年間、両国の民間往来は頻繁になり、国民の間の相互理解も深まってきました。安倍首相の「氷を砕く旅」から、温家宝総理の「氷を溶かす旅」、そして福田首相の「春を迎える旅」へと、中日関係は回復、発展へと進んできました。22年間はあっと言う間に過ぎました。22年前の日本はすでに非常に発達した国でしたが、22年後の今日はどうでしょうか、もう一度見てみたいものです。 

今回、胡錦濤国家主席が国家主席として10年ぶりの日本公式訪問を行う、ちょうどそのとき、再び中国青年訪日代表団の一員として、花々が見事に咲き誇る季節に日本を訪れ、身をもって日本の変化を受けとめることができるのは、ほんとうに幸せなことです。今日から、見聞きしたことを、北京週報ネット版の場をお借りして伝えさせていただきたいと思っています。

「 北京週報日本語版」2008年5月4日

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