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チベット仏教  
ラサのチョカン寺(1978)

 

チョカン寺はチベット語では「ズウラカン」といわれ、本来の意味はお経を保存する殿堂ということである。これはチベットで最初の仏教の寺であり、西暦7世紀に築造されたものである。言い伝えによると、古代においてはこの一帯は沼沢であった。チベット王ソンツェン・ガンポのネパール人の妃チゾン王女はここにお寺を築造させ、彼女が故里からたずさえてきたミンジュドジ仏像(つまりお釈迦さまの8歳頃の等身塑像)を祭りたいと思ったが、施工は何度もうまく行かず、昼間築いた壁は夜になると崩れてしまい、今日築き上げたと思うと翌日は崩れてしまい、王女はそれのために非常に落胆した。その後、文成王女が長安からトバン入りした。チゾン王女は文成王女が仏の教えに詳しいばかりか、天文・地理(学)、陰陽八卦、建築物設計にも通じていると聞いて、彼女に教えを請うた。文成王女は喜んでチゾン王女と協力し合って、ついにこのお寺を完工させた。チョカン寺は平面の配置の方式で、内庭に廊下が付く3階建ての建物で、構造的には梁、柱、アーチ、装飾のある天井板を取り入れ、梁、柱、方柱、枠に飛天、人物、鳥・動物と花卉・草などの装飾があり、彩色絵画、浮き彫り、石刻の絵画と彫刻の技法は豪放そのもので、力がみなぎり、中国の他の地域の多くの寺院建築物とみたいで、建築の面ではネパール、インドのいくつかの芸術様式をも吸収したものである。本殿周囲の廊下の配置された殿の中にはさまざまな彫刻が安置されており、例えば釈迦殿入り口のカマチの上方の横木、入り口周辺の木彫はとりもなおさずシリーズとなった仏陀の物語図である。殿の廓の最初のひさしと重なるひさしの間に、108の獅子・伏せた動物と人間の顔の獅子の木彫りが並べてある。まくらひさしの装飾物である人間の顔の獅子の彫像は、中国の建築芸術の中ではまれに見るものである。

チョカン寺の「ジョカン殿」の南側廂殿の中には、ソンツェン・ガンポ、文成王女とチゾン王女の像が祭ってある。それぞれ殿の壁には壁画がたくさんあり、年代的にもかなり古いもので、ほとんどが明かりの煙にいぶされて黒ずんでいるとはいえ、それでもトバンの古代絵画のきわめて生き生きとした、精緻で美しい姿を見て取ることができる。そのほかに、チョカン寺にはさらに西暦7世紀いらいの数多くの典籍、書類、楽器などの貴重な文化財が保存されている。清の乾隆皇帝が金の瓶によるくじ引き制度を実施するために詔書を出して下賜した「金のベンバ瓶」もその中に秘蔵されている。チョカン寺は全国重点文化財保護指定を受けており、『世界遺産リスト』にも組み入れられている。(写真・陳宗烈)

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