中日歴史共同研究の初会合が27日午後に北京で閉幕した。次回会合は来年3月に日本で開催される。「解放日報」が伝えた。
双方は2日間の会合で、歴史共同研究の手順、範囲、議題などを定めたほか、「古代史」と「近現代史」の両分科会で議論を行った。中国側は歩平・中国社会科学院近代史研究所所長が、日本側は北岡伸一・東京大学教授が座長を務めた。
会合後に、北岡座長ら日本側委員は北京の日本大使館で記者会見を開いた。北岡座長は「今回の会合は非常に真剣、率直、友好的だった。双方は共同研究の議論の枠組を確認し、各自の歴史研究の状況を紹介した。良いスタートを切った」と述べた。また、南京大虐殺などの具体的な歴史問題は議論されなかったことも明かした。このほか、次回会合は07年3月18日から21日に日本で、第3回会合は07年12月に、最後の第4回会合は08年に開催する方針が確認された。
「人民網日本語版」2006年12月28日 |