外交部の孔泉報道官は13日の定例記者会見で、東中国海問題をめぐる中日協議について質問を受け、いわゆる「中間線」は断じて受け入れないと表明した。
孔報道官は会見の中で、次のように述べた。
わたしは前回の会見で、十数日前に行われた第3回中日局長級協議の雰囲気が実務的で率直かつ誠意あるものだったことを、すでに伝えた。双方には当然ながら対立点があり、その1つは日本側のいわゆる「中間線」だ。この「中間線」について双方はこれまで協議したことがなく、日本側がいわゆる「中間線」一方的に押し付けているのであり、中国は断じて受け入れられない。われわれは、双方が実務的かつ建設的姿勢に基づいて引き続き協議を進めることができるよう望む。最終目的は、平和的方法により、交渉・協議・対話を通して、適切な解決策を見出すことだ。
(中日戦略対話について)第3回中日戦略対話(総合政策対話)は明日から17日まで北京で開催される。戦略対話である以上、内容・議題ともに、両国関係の各分野を含む広範囲なものになる。中日両国は重要な隣国同士だ。中日関係は近年急速な発展を遂げ、各分野の交流と協力はたゆまず拡大している。だが中日関係は現在、きわめて大きな問題にも直面しており、双方の真剣かつ厳粛な対応が求められている。
今年4月23日、胡錦濤国家主席がジャカルタで小泉首相と会談した際、中日関係の発展に関する「5つの主張」を提示し、日本側の前向きな反応を得た。われわれは、日本が中国の提示した主張に積極的に協調し、両国指導者が形成した共通認識を実行に移し、新世紀における中日関係の前進の促進に努めるよう望む。
「人民網日本語版」2005年10月14日 |