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拉薩事件三思

 

今日の拉薩(ラサ)はすでに以前の落ち着きを取り戻している。暗雲は次第に吹き払われ、雪山は今も神聖純潔だ。騒々しく揺れ定まらぬ中、「三思」を試みるのも良かろう。(文:小葉・西蔵文化保護発展協会副会長)

一思、「オリンピックボイコット」は誰に難癖をつけるものなのか?ダライ(ダライ・ラマ14世)集団は「オリンピックはチベット人にとって最後の機会」とわめき立て、拉薩などでの「暴行・破壊・略奪・放火」の暴力事件を入念に組織・画策・煽動・操縦した。さまざまな邪悪な勢力も跋扈し、「オリンピックボイコット」をわめき立て、道を遮り五輪聖火を強奪しようとした。彼らは自分たちが13億中国人民の自己向上と奮い立つ前進をボイコットし、13億中国人民の自尊心と感情を傷つけているのであり、60数億世界人民が一致して認める平和・融合・団結・友愛のオリンピック精神をボイコットしていることに気づいたはずだ!中華民族はオリンピックの開催を通じた世界各国との交友を心から望んでいる。愛と良識のある人は誰しも、13億人民が世界に微笑み、世界も中国に微笑んでいると信じている。

二思、暴力の煽動は誰を困らせるものなのか?暴力行為とその極端な形であるテロリズムは全人類にとって災厄だ。その大部分が何某かの宗教や民族を旗印を掲げているのは、特定の民族・宗教の中で常に2つの結合が生じるからだ。すなわち、狭隘な民族主義と宗教原理主義の結合、神への崇拝と人への崇拝の結合だ。この2つの結合が産む化け物が、抑え込み難い極端な思想と暴力志向の行為だ。その悪性の発展が、大善の無辜の市民を傷つけることもいとわぬテロリズムなのだ。かつて米国は政治上の必要から、中東の暴力組織を支持・放任し、強大化するに任せ、ついにはテロリズムの化け物を育て上げ、逆にその害を被っている。ダライ集団が現在実際に主張・煽動している「チベット独立」は、すでにこの2つの結合の傾向を備え、その「チベット青年会議」はすでに暴力とテロの傾向を示している。「チベット青年会議」のある頭目はすでに「自爆攻撃によるチベット独立の達成も排除しない」「報復的な人間爆弾の広範な使用は1つの発展の方向だ」と公然とわめき立てているのではないのか?もしこの発展を放置すれば、「チベット独立」を旗印に掲げるテロリストを増殖させ、中国のみならず世界にも災厄をもたらすことになるのだ。

三思、「己の欲せざる所、人に施すなかれ」。西側のいくつかの国々は、中世の政教一致の暗黒統一を脱した後、ようやく現代国家への苦しい道のりを歩み始めた。半世紀余り前、ダライ・ラマは政教一致の農奴制社会の最高統治者だった。その「亡命政府」の「憲章」は、今なおそれを「政教一致」の「独立国家」と定めている。今日の中国の西蔵は、政教一致の農奴制を脱した後、現代的社会へと大きく歩みを進めている。経済は飛躍的に発展し、人々の生活水準はみな大幅に向上した。平均寿命はダライ統治時代の35.5歳から現在は67歳に伸びた。この基礎の上に、蔵族(チベット族)の言語と文化も中央政府と地方政府に支援・保護されている。現在、西蔵その他の蔵区には3700余りの寺院があり、12万人の僧尼がいる。大きな寺院には数千人の僧侶がいる。もし宗教信仰の自由がないのなら、どうしてこのような状況が生じるのか?ダライ集団は西蔵の現代化を望まず、農奴制への回帰を企み、西蔵の経済・社会発展の1つ1つの進歩を、さらには青蔵鉄道の建設を大々的に攻撃し、兄弟民族による西蔵への無私の援助を悪意をもって誹謗し、対立を引き起こそうと百方手を尽くしている。まさか西側は歴史に逆行するこうした行為が目に見えないというのか?まさか西側は自分達も政教一致の暗黒の中世に回帰したいというのか?

「人民網日本語版」2008年4月22日

 

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