中国農業部の危朝安・副部長は14日、浙江省杭州市で開かれた第40回コーデックス残留農薬部会(CCPR)に出席し、「中国政府は農産物の品質安全管理をとても重視している。中国政府はコーデックス規格(国際食品規格)に照らして、農産物の食品安全にかかわる1800項目余りの国家規格と2900項目余りの産業規格をすでに制定・発令した。そのうち強制力のある国家規格は634項目ある。中国の農産物とその他の食品の供給と品質安全は、北京五輪期間中に各国から集まる選手・審判・観衆の要求を完全に満たすものとなる」と述べた。
危副局長は、「中国はこれまで、『農産物質量(品質)安全法』を通過・実施し、規格にのっとった農業生産を強力に推進し、産地監督と市場検査を不断に強化し、農作物の品質安全のリスク評価とリスク管理に力を入れ、農産物の品質規格システムを着実に整えてきた」とし、「中国はCCPRの議長国として、コーデックス委員会の任務をこれまでと変わらず重視・支持し、同委員会による残留農薬基準の制定に積極的にかかわり、CCPRの定めた基準を参考として中国の農業規格化を進めていくつもりだ」と述べた。
国連食糧農業機関(FAO)のセキトレコ駐中代表は、「中国政府がここ数年で農産物の供給と品質安全を保障するために一連の措置を取り、食糧備蓄が十分にあることを世界に証明したことを、FAOと世界保健機関(WHO)は高く評価している。13億の人口を持つ大国が自らの力で食糧問題を解決したということは、世界の人民に対する最大の貢献だ」と述べた。
「人民網日本語版」2008年4月15日 |