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論点  
中日軍事ホットラインの設置には相互信頼が必要

中日軍事ホットライン設置のカギは相互信頼

しかし日本側は盛んに中国軍事の脅威論と大げさに言っている。日本防衛庁は年次報告の『東アジア戦略概観2008』を3月26日に発表し、曹剛川部長の訪日の目的は「「日中防衛交流」の看板だけが既成事実化され、中国の平和的イメージの宣伝に利用されることも予想される」(第三章88ページ)としている。また11 月28 日から12 月1 日にかけての中国海軍ミサイル駆逐艦「深圳号」の訪日について、「日本に対し軍事的抑止力を行使する一方で海軍の友好訪問を行うのは、日中の平和友好ムードを盛り上げ、日本側に東シナ海に手を出すことをためらわせることによって、実質的に東シナ海における中国の覇権を確立することにあると思われる」(第三章89ページ)としている。

これに対して騰建群副秘書長は次のように指摘している。

曹剛川部長や、中国海軍ミサイル駆逐艦「深圳号」の訪日は、中国が歴史問題に関する争議を中止し、中日軍事交流を強化する誠意を示している。しかし日本防衛省のシンクタンクである日本防衛研究所が、中国の国防部長と海軍ミサイル駆逐艦の訪日に対してこのような姿勢を示していることは、日本側がどれだけ中国を信頼していないのかが分かり、中日軍事ホットライン設置のカギは、中日両軍の相互信頼にある。自分を信頼しない人と友だちになることは無理だろう。

ホットライン設置は重要な構成部分

将来、外国の軍隊と軍事ホットラインを設置することは、中国の軍事外交の重要な構成部分になるに違いない。現在、中国とロシア軍事ホットラインが設置されている以外、中国と米国、中国と韓国の軍事ホットラインはいずれも交渉中だ。当然これらのホットラインの「ホットさ」は、両国関係や両軍の交流と関係がある。例えば中国とロシア両軍は合同反テロ軍事演習を行うことができるが、中国と日米はまだそれまでには達していない。騰副秘書長は、日本側は引き続き軍事ホットラインを通じて、中国にいわゆる「中国軍事の透明性」を要求するかもしれないと予測している。

「チャイナネット」2008年4月9日

 

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