北京五輪の聖火リレーが4月7日にパリ行われた際、「チベット独立」分子が妨害し、地元警察は措置を講じて制止した。フランスの人々による情熱のこもった歓迎の下、パリでの聖火リレーは無事に達成された。チベット独立勢力の下劣な行為は、フランスの民衆や走者たちから猛烈な非難を受けている。
パリでの聖火リレーは、現地時間4月7日の12時30分に始まった。2人目の走者がトーチを渡されてトンネルに入ろうとした時、数人の「チベット独立」分子が邪魔し、聖火リレーは遅れることを余儀なくされた。また「チベット独立」分子は、13人目の走者からトーチを奪おうとしたがパリ警察に止められ、パリ警察は少なくとも聖火リレーの妨害者5人を逮捕した。
北京五輪組織委員会・聖火リレーセンターの報道官は、「聖火の安全と尊厳を守るため、現場の状況を考慮した上でリレーの方法を一時的に変えたが、計画通りパリでの聖火リレーを無事にやり遂げた」と明らかにした。
フランスオリンピック委員会のセランドゥ会長は、「チベット独立」分子の行為を非難し、「五輪聖火は全世界に平和のシグナルを発することで、聖火リレーを妨げるのは、リレーを行っている選手たちに対する基本的な自由の尊重に欠ける」と語った。
フランスの中国・ヨーロッパ名流会所のドスタム会長は、「パリでの聖火リレーを妨げる行為は受け入れられない。『近代五輪の父』と呼ばれるクーベルダン男爵の故郷でのこのような情景は恥ずべきことで、この行為は非難される事である」と語った。
四歳の娘を連れて聖火リレーを見にやって来たフランスの女性は、「聖火リレーは本来ならばお祝いの儀式なのに、妨害者はその雰囲気を壊してしまった。彼らの行為は自ら辱めを受けるだけです」と話す。
パリのエッフェル塔の前で、聖火リレーを終えた障害者の走者はこう言う。「聖火リレーを妨げ、スポーツと政治をつなげる行為に対して憤りを感じます。このような行為は明らかに意図があり、このような恥知らずの抗議と破壊は五輪精神を冒とくすることです」
聖火リレーを行った留学生代表の柳青氏はこう話す。「私たちがリレーしたのは、チベット族の同胞を含む中国の56民族の希望であり、平和と友情です。少数の『チベット独立』分子はこのような神聖な儀式を利用して祖国を分裂するという恥知らず目的を狙うことは、全ての中国人にとって我慢できないことであり、中国や世界の人々から軽蔑されるでしょう」
「チャイナネット」 2008年4月8日 |