チベット地区では、中央銀行を指導とし、中国農業銀行と中国建設銀行を主体とし、その他の金融機関が並存し、分業して協力する現代的金融機関システムが一応形成されている。現在、全自治区に各級、各種の金融機関が約700、保険機関が4つあり、金融機関は自治区のすべての都市・鎮・村に分布している。
中国人民保険公司チベット分公司は1987年7月2日に正式に発足した。チベットは山が高く、道が険しく、交通が立ち遅れているため、運輸手段と責任保険は保険総額の中で重要な地位を占めている。これはチベット保険業の突出した特徴である。このほか、企業保険、貨物輸送保険、牧畜業保険、登山観光保険、小中学校生徒平安保険などの保険もある。
保険公司の2004年の保険料収入は1億4000万元で前年より40%増えた。そのうち、財産保険料収入は前年比51.9%増の2400万元、短期健康保険料や意外傷害保険などの生命保険料収入は前年比64.6%増の675万元に達した。年間を通じて各種賠償金を合計5434万元支払った。
「北京週報日本語版」 2008年4月
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