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概況  
民族区域自治

 

チベット言語・文字の学習と使用

チベット自治区は1987年と1988年にそれぞれ「チベット言語・文字の学習・使用・発展に関するチベット自治区の若干の規定(試行)」を発布、実施した。

この規定は2002年5月、チベット自治区第7期人民代表大会第5回会議で可決された。これはチベット言語と文字が1300年前につくられてからそれを保護する最初の専門法律である。19カ条からなる同法規は、9年制義務教育を受けるチベット族の生徒は国の共通語を学ぶと同時に、チベット語を主要課目として学ばなければならない、チベットの重要な会議や集会及び法廷では、人々はチベット語または国の共通語の使用を自由に選ぶことができる、チベットで仕事をする漢族とその他の少数民族の幹部・職員・労働者もチベット語を学習、使用すべきである、と明確に規定している。

自治区政府は法規の「実施細則」を制定した。それによると、自治区の各機関は下部に文書を配布し、重要な会議を開く場合、チベット語と漢語を同時に使用し、訴訟活動では、訴訟に参与するチベット族の人に対し、チベット語で案件を取り調べ、審理し、法律文書もチベット語で書くことになっている。

チベット言語・文字はチベットでは広告、看板など都市の公共施設を含むマスコミにも広く使われている。政府も措置をとって、チベット語のわかる教師、編集者、作家及びチベット言語・文字を研究する専門人材を育成している。同時に、自治区の各クラスの公務員は国の共通語と英語を学習している。

現在、小学校はたいていチベット語で授業しており、中学校は実情に応じて、チベット語と漢語で授業している。高校卒業生はチベット語と漢語の両方に通じている。他の省、市で開設されたチベット中学校とチベットクラスは、いずれも中学校の課程としてチベット語を教えている。

チベットの250余万にのぼるチベット族人口のうちに、チベット語しか話せない人は84%を占めている。

「北京週報日本語版」 2008年4月

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