中国国際放送局のニュースサイト「国際在線(http://gb.cri.cn/)」がこのほど39カ国語で報道した西蔵(チベット)事件の真相は、世界各国のインターネット利用者に大きな反響を呼び、コメント、メール、電話が次々に寄せられている。
欧州のネット利用者:メディアは誤りをなかなか認めない
イタリアのジョゼッペさんは拉薩を訪れたことがある。「07年に西蔵に行ったが、人々の生活は非常に和やかで落ちついていた。生活は大幅に改善されていた。西蔵には3回行ったが、道路はどんどん整備され、町もどんどんきれいになっていった。今回西蔵で発生した暴行・破壊・略奪・放火事件が現地の調和と安定を破壊したことをとても残念に思う。私は、彼らが市民を狙った暴力事件を煽動したことに強く反対する。遠くない将来にまた西蔵に行き、和やかで落ち着いた様子を再び見ることを待ち望んでいる」――。
ドイツのミルケ・Lさんは「ここ数日、中国の西蔵地区の事が幅広い関心を呼んでいる。私はこれは、外国の情報機関と勢力が画策したものだと思う。その目的とは、オリンピックの年に中国で政治騒乱を煽動するとともに、中国を国際的に孤立させることだ」と指摘する。
ドイツのヘルムート・マットさんはわざわざメールを送ってきた。「メディアに関して私が一番不快に思うのは、事実でない報道はいつも素早いのに、逆に『事実でなかった』ことはなかなか認めないようとしないことだ。今回の事件を利用して『北京五輪ボイコット』を呼びかけるているのには腹が立つ」――。
スペイン・バルセロナのホアキンさんは「青蔵鉄道の開通に代表されるように、西蔵の経済発展と現地住民の生活水準は長足の進歩を遂げている。これは政府の政策的配慮および全中国人民の支持と切り離せない。まさにこの理由から、西蔵を分裂させようとの企みは人々の支持を得られない運命にあるのだ」と指摘する。
「人民網日本語版」2008年4月7日
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