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西側メディアの偏向報道にネット利用者が反論

 

西蔵(チベット)の拉薩(ラサ)で3月中旬に起こった深刻な暴力事件について、海外メディアの一部は事実に反する報道を大量に行った。これに対し、国内外の 多くのネット利用者が抗議の声を上げている。多くの訪問者を集めている反CNNのウェブサイト(http://anti-cnn.com/)もその1つで、CNNなど西側メディアの報道が事実と反するとして非難している。

このウェブサイトはトップページの最初に、「このサイトは、事実を歪曲した一部のメディアによる客観性を欠いた報道を暴露するため、ネット利用者が自発的に開設した非営利・非政府のウェブサイトだ。我々は、メディア自体に反対しているのではなく、一部メディアの客観性を欠いた報道に反対しているだけだ。また我々は、西側の人民に反対しているのではなく、偏見に反対しているだけだ」との立場を掲げる。

外交部の秦剛・報道官は27日の定例記者会見で、「反CNNウェブサイトは中国政府の援助を受けているのではないか」との西側メディアの記者の質問に対し、「このようなサイトの出現は社会現象を反映したものであり、この席にいるメディアの方々が反省と思考をするに値する現象である。あなた方は一部の西側メディアの報道を見てみればいい。このような現象(反CNNサイトの開設)は中国政府の扇動を必要とするものだろうか。このような現象はまさに、無責任で職業道徳に反する報道に対し、中国の各界の人々が自発的に加えた非難であり批判である」と答えた。

CNNは米国の有名なニュースメディアで、客観で公正な態度でニュース報道を行うことを強調してきた。だがCNNなど一部の西側メディアは、拉薩で発生した暴力事件を伝える際、事実に反する報道を数多く行っている。

中央電視台(CCTV)はニュース番組「東方時空」で、拉薩(ラサ)で3月14日に起こった暴力事件について、不法分子が道端の人々に暴行し、商店や政府機関を襲い、現地の人々の生命と財産に重大な損失を与えたと報道した。罪のない18人の市民が放火や暴行によって死亡し、直接的な経済損失は2億5千万元近くにのぼった。西蔵自治区の党委員会と政府は公安と武装警察を組織し、拉薩市内で暴行・破壊・略奪・放火を行った不法分子を合法的に処置し、事態をただちに鎮め、社会の安定を守った。

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