国家品質監督検査検疫総局は31日、北京五輪の開催・運営都市がある省・市の品質検査当局の責任者を招集し、オリンピック食品の安全確保に向けた作業の進展と経験を紹介した。蒲長城副局長は日に日に近づく北京五輪の開催を前に、次の5つの措置をしっかりと行い、オリンピック食品の安全を全力で確保するよう各地の品質検査当局に指示した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
(1)オリンピック食品の検査基準を改善する。検査機関を確定し、各検査機関の能力を比較する。
(2)生産元へのコントロールを強化する。すべてのオリンピック食品生産・加工企業を早急に確定するとともに、場所・従業員・基準を定めるよう企業に指示する。
(3)生産・加工企業への監視を一層強化する。品質検査当局はオリンピック食品を契約供給する生産・加工企業に監視チームを派遣するとともに、監視活動の手順と緊急マニュアルを確定する。
(4)オリンピックに出される食品を厳格に検査する。企業による逐次検査に加え、国家指定の品質検査機関による検査も強化する。
(5)選手村や競技場など重点エリアでの食品管理を強化する。各開催・運営都市間に厳格で効果的な食品監督ネットワークを構築する。
蒲副局長は「国家品質監督検査検疫総局は最も厳格な制度、最も科学的な方法、最も効果的な措置によって、オリンピック食品の安全を確保する」と強調した。
「人民網日本語版」2008年4月1日 |