戴秉国・国務委員は昨日午後、ナラヤナン・インド国家安全保障顧問と電話で会談した。双方は中印関係の発展を積極的に評価し、共に関心を持つ問題について意見を交換した。
戴国務委員は最近西蔵・拉薩で起こった深刻な暴力事件を説明し、中国側の立場を述べ、インド側が引き続き中国を理解し、支持するよう望んでいると述べた。
ナラヤナン顧問は「西蔵自治区は中華人民共和国の領土の一部であり、インド側は西蔵人がインドで中国に反対する政治活動を行うことを許さない。インドは過去、現在、未来においてもこの立場を堅持し、変わることはない」との考えを示した。
双方は「中印国境交渉が新たな進展をとげるよう共に努力していく」と表明。
ナラヤナン顧問は北京オリンピックの成功を祈ると表明した。
「北京週報日本語版」2008年3月31日
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