第32回香港国際映画祭の授与式が26日夜、香港文化センターで行われた。
大陸部の監督が制作・監督した『靖国神社』『秉愛』『血蝉』の3本がそれぞれ異なる賞を受賞した。
『靖国神社』は世界各地から集まった8本の作品から選ばれて最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。
『靖国神社』は“靖国神社”にかかわる一連の議論のある話題をめぐって、日本の軍国主義の根源およびこの歴史に直面している日本人の複雑な感情を解明した。同映画は去年の釜山映画祭で上映された時も特に注目された。今年1月にも,米国のサンダンス映画祭のコンペティション部門に入った唯一の中国大陸の映画となった。
受賞を受けた李纓監督は「日本での公開を控え、さまざまな困難に突き当たっている時にこの賞を受賞できて大変うれしく思います。今まで一緒に頑張って来たスタッフ一同にこの賞を届けたいと思います。4月12日、順調に日本での公開を迎えられることが今、私の一番の願いです」と受賞への喜びとともに「靖国問題に今も揺れ続ける日本で、無事に公開されることを切に望んでいる」と、その願いを述べた。
「北京週報日本語版」2008年3月27日 |