西蔵(チベット)自治区統計局の資料によると、2003年から2007年の5年間の西蔵の固定資産投資は累計で1000億元を超え、1978年から2002年の24年間の投資総和を73.6%上回り、年平均の増加幅は19.9%に達していることが明らかになった。「新華網」が伝えた。
ここ数年中央は西蔵支援を強化し、投資プロジェクト、特に重要プロジェクトが大きく増加している。青蔵鉄道(青海・チベット鉄道)の完成と開通、林芝空港の開業、那曲物流センターの建設開始、川蔵(四川・チベット間)、テン蔵(雲南・チベット間)、新蔵(新疆・チベット間)、中尼(中国・ネパール間)といった幹線道路の建設スピードが向上し、直孔発電所や獅泉河発電所、巴河雪○発電所、老虎嘴発電所の建設、蔵木発電所の前期建設といった重要プロジェクトが順調に実施されている。
2007年に西蔵の発展を制約していた交通やエネルギー問題はある程度緩和され、インフラの条件は大きく改善した。開通した道路は4万8600キロメートルに達し、前年に比べて3700キロ以上増加した。西蔵中部の電力ネットワークは引き続き改善され、青蔵鉄道の電力供給プロジェクトや昌都電力ネットワークプロジェクト、第3期農業ネットワークプロジェクトが全面的に実施され、西蔵の発電設備の総容量は60万8000キロワットに達して、それまでの5年に比べて61.7%増加、電気使用人口は185万人となった。
2007年に西蔵は固定資産投資を引き続き拡大し、農民と遊牧民の定住プロジェクトを全面的に実施、民間投資を積極的に誘致して、固定資産投資総額は速いペースの成長を保った。昨年に完了した固定資産投資総額は合計269億6500万元で前年比で16.1%増加している。(編集YH)
※テン蔵のテンはサンズイに「真」という字
※巴河雪○発電所の○は上と下を組み合わせた字
「人民網日本語版」2008年3月26日 |