中国国家観光局の訪日団は東京で17日、松島みどり国土交通副大臣を訪問した。双方は観光交流と人的往来の推進で共通認識に至ったほか、両国民間の相互理解を深めるため、両国の青少年による富士山と泰山への合同登山活動を行うことで合意した。「中国新聞網」が伝えた。
王志発・国家観光副局長は「観光は民間交流実現の重要な方法だ。中国経済の急成長に伴い、海外旅行を選択する中国人も急速に増えている。日本を訪れる中国人観光客は昨年、前年比18.6ポイントの増加を示した。彼らは日本で見たことや感じたことを中国に持ち帰り、中国の民衆に良い影響をもたらしている。両国の観光業界は国民間の相互理解の推進に重要な責任を負っている。今年は北京五輪、中日平和友好条約締結30周年、中日青少年友好交流年などの良い機会にも恵まれており、両国の協力の場と潜在力は不断に拡大していくだろう」と指摘した。
松島副大臣は「長年中国は日本国民が好んで選ぶ海外旅行先であり続けている。日本ではもう『中国旅行に行く』と言う人はなく、代わりに『上海旅行に行く』『北京旅行に行く』と言う。日本人はすでに中国の具体的な各地方まで熟知するようになっている。日本は中国人観光客へのビザ発給条件も緩和した。16日には、家族観光ビザを取得した初の中国人家族が日本に到着している。今後両国政府が協力を強化し、さらなる発展を模索することを希望する」と述べた。(編集NA)
写真:王副局長に日本の伝統工芸品を贈呈する松島副大臣(左)
「人民網日本語版」2008年3月18日 |