3月14日、「日本青少年中国訪問代表団・重慶と成都コース」のチーム一行が、北京にある中国で有名な日本語中学校「月壇中学」を訪問しました。
今回の日本青少年中国訪問代表団は中日青年交流年の先頭チームとして、中国に来たものです。代表団のメンバーは日本各地の学校から選ばれた優秀な生徒さんたちで、北京のほかに、南京、上海、杭州などの八つの都市を訪問しました。そして14日、各チームは北京で集合し、15日に人民大会堂で行われる「中日青少年交流年の開幕式」に参加する予定です。
この日、月壇中学の交流活動に参加したのは、中日両国の生徒と先生のほかに、日本外務省の宇野治政務官、中国駐在大使館の道上尚史公使、日本衆議院の淡羽秀樹議員と谷口和史議員、参議院の丸川珠代議員と鰐渊洋子議員です。
月壇中学の馬暁燕校長は歓迎式で、「今年は中日青少年交流年で、日本のお友達が私たちの学校に来られたことをとてもうれしく思っています。この30年来、月壇中学はたくさんの日本の友人と交流活動を行ってきました。私たちの学校の生徒は日本語を勉強したからこそ、中日友好を深めていく上での一勢力とならなくてはなりませ。今回の交流によって、日本の生徒の皆さんが、私たちの友好の気持ちを日本に持ちかえられることを願っています」と話しました 。
また代表団の宇野治団長は、「月壇中学の暖かい招待に感謝します。私たちは今回の中日青少年交流年のスタートを切りました。明日の開幕式で、1000人の日本の学生、1008人の中国の学生、合わせて2008人がこれに参加する予定です。今年は中国のオリンピックが始まるので、今回の活動はとても有意義だと思います。テレビでしか見ない外国を本当に知るには、実際にそこへ行って、体験するほかはありません。中国には『遠い親戚より、近い隣人』という諺がありますが、中日両国は近い隣人であり、私たちは両国の友情の架け橋になりたいです」と語りました。
歓迎式が終わった後、中日両国の生徒たちは組み別で懇談しました。
東京出身の鹿野香織さんと鈴木美莉さんは、「中国へ来たのは初めてで、すっごくうれしいです。中国人は優しくて熱心です。明日は万里の長城に行くので期待しています!」と言いました。
また、生徒の三部理沙子さんは、「私は日本の学校で中国語を勉強しました。今回の中国旅行は二回目で、最初は母と一緒にきました」と話してくれました。
月壇中学:1963年創立、1972年日本語学科を開き、1985年から対日交流を始める。今の月壇中学は毎年、数千人の日本の友人を接待しており、中日交流での名校として、国内外の友人から注目されている。(取材、カメラ:オウギ)
写真1:歓迎式
写真2:中日両国の生徒たち
「CRI」2008年3月15日 |