西蔵(チベット)区都のラサ市では、ごく少数の人が人民大衆の生命や財産の安全に危害を加えるという事件が起こった。これに対してチベット自治区の関係部門は、チベット社会の安定、法律の尊厳、大衆の根本的な利益を守るため、法律に基づき有効な措置をとり適切に処理した。
ラサ市のデプン寺(哲蚌寺)の約300人の僧侶は3月10日午後、国の法律と寺院関連管理制度を無視してラサ市街地に入り、「殴る、壊す、奪う、焼く」の破壊活動を行った。執務警官たちに停止を求められると、恣意的に警官たちを罵って殴り、非常に狂暴に振舞った。同じ日、ほかの地方から経を勉強するためにセラ寺(色拉寺)に来ていた僧侶10名以上は、ジョカン寺(大昭寺)広場で「雪山獅子旗」を揚げ、「チベット独立」などのスローガンを叫んだ。
一部の寺院の少数の僧侶は、3月11日から13日に引き続き結集し、反動的なスローガンを叫び、秩序の維持にあたっていた警官たちの抑制を軟弱と見なし、小石を投げ、石灰をまき、お湯をかけて十数人の警官や幹部にケガを負わせた。デプン寺の3人の僧侶は、刃物で自らの体を傷つけて写真を取り、その騒乱を起こした真相を覆い隠して人の目を欺こうとした。
騒乱は3月14日には一層エスカレートした。一部の暴徒はラサの八廓街に集まり始め、チベット分裂のスローガンを叫び、「殴る、壊す、奪う、焼く」などの破壊活動を行い、公安派出所や政府機関に暴力で訴え、銀行、商店、ガソリンスタンド、市場などで略奪を行った。
初歩的なまとめによると、暴徒たちの破壊活動により、ラサ市の3つの小中学校を含めた22カ所の建築物が燃やされ、数十台のパトカーや民間人の自動車が焼き払われた。そして10人の一般市民が無残にも殺害され、12人の公安警察、武装警察官が重傷を負い、そのうち2人は危篤状態で、国と人民の財産は大きな損失を受けた。
ラサの少数の暴徒の野蛮な行為は、チベット社会各界に強烈な憤慨と厳しい非難を引き起こした。仏教協会チベット分会の洛桑巴赤来曲桑副会長は、党と政府が大量の資金を拠出して寺院を修繕し、年老いた人や体の弱い僧侶たちの生活面での困難を解決しているが、ダライ・ラマのグループは暴徒を操って違法な犯罪行為をやらせ、これでは人心を得ることはできないと指摘した。
十分な証拠で証明されているように、今回の騒乱は国外にいるダライ・ラマグループが組織的に計画し、綿密に画策して指揮したものだ。ラサのきわめて少数の人たちが行った破壊活動は、ダライ・ラマグループの吹聴する「非暴力」が、世間を欺くための仮面であることを再度証明した。
「チャイナネット」2008年3月17日
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