全国人民代表大会(全人代)代表を努める北京市の吉林副市長は12日午後、梅地亜センターで国内外の記者と会見し、北京五輪の開催期間中、一般車両の奇数・偶数ナンバー別通行制限に加え、党・政府機関、企業・事業単位の車両を50%、一部は70%制限すると発表した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
吉林副市長は、交通管理を強化するこうした手法について「過去に開催した大型イベントの経験を総括したもので、他の五輪開催都市の経験も一部参考にした。中国・アフリカ協力フォーラムの北京サミットでも同様の措置を取った」と説明。「交通管理プランの策定にあたっては、市民の通常の仕事や生活、いつもの足に与える影響をできるだけ減らすことを指導思想とした」と述べた。
市民の足を確保するため、北京五輪時には公共交通サービスを大幅に強化する。軌道交通10号線の第1期・オリンピック支線・空港線は6月の運行開始を目指している。これにより北京北部・東部の市民は交通手段の選択肢がさらに増える。
「人民網日本語版」2008年3月13日 |