温家宝総理は第11期全国人民代表大会(全人代)第1回会議で5日、政府活動報告を行い、08年度の活動の基本構想、主要任務、目標、および押さえるべき原則を提示した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
【政府活動の基本構想と主要任務】
▽科学的発展観の貫徹実施
▽マクロ調整のさらなる重視・強化
▽改革開放と自主開発のさらなる重視
▽経済構造の調整と発展の質の向上のさらなる重視
▽資源節約と環境保護のさらなる重視
▽民生改善と社会調和促進のさらなる重視
▽社会主義経済建設・政治建設・文化建設・社会建設の推進
▽小康社会(いくらかゆとりのある社会)の全面建設の加速
【国民経済と社会発展の目標】
▽構造改善・効益向上・消耗低減・環境保護を基礎に8%前後のGDP成長率を達成する。
▽消費者物価上昇率を4.8%前後に抑える。
▽都市部で1000万人の雇用を創出し、登記失業率を4.5%前後に抑える。
▽国際収支をいくらか改善する。
【経済・社会発展の目標と任務の達成において押さえるべき原則】
▽安定成長方針を堅持し、安定した高めの経済成長を促進する。
▽「好字優先」を堅持し、経済成長モデルの転換を加速する。
▽人民本位を堅持し、民生改善を重点に社会建設を加速する。
【経済事業】
▽高めの経済成長が過熱へ転じることを防止し、構造的な物価上昇が明白なインフレへ転じることを防止することを、マクロ調整の最重要課題とする。
▽現在の国内外の経済情勢の推移には不確定要素が多いことに鑑み、新たな状況と問題を緊密に追跡・分析し、時期と情勢を判断し、実際から出発し、しかるべき対策を迅速柔軟に講じ、マクロ調整のテンポ・重点・強弱を正しく把握し、経済の安定した高めの成長を保ち、乱高下を回避する。
「人民網日本語版」2008年3月5日
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