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中国を透視する―中国・一問一答  
問 国際的なエネルギー情勢は日々厳しさを増しているため、中国は再生可能なエネルギーや新エネルギーの開発と利用を積極的に模索しているとの報道がある。現在、この事業の進展具合はどうか。その発展目標とは何か。

 エネルギー供給問題の解決を図り、経済発展のエネルギー需要を持続的に満たすために、政府は再生可能なエネルギーの開発と利用を非常に重視している。長年にわたって努力してきた結果、水力発電や農村のメタンガス、太陽エネルギーによる湯沸かし器はかなりの範囲で応用されており、風力発電や太陽エネルギー発電、バイオ燃料などもかなり急速に発展するなど、再生可能なエネルギーの利用は年平均25%以上の速度で発展している。統計が示すように、現在のところ、水力発電の設備容量は1億2000万KWに達し、全国の設備容量の4分の1を占めるまでになった。太陽エネルギーによる湯沸かし器の放熱面積は6500万平方メートル、メタンガスの年間使用量は50億立方メートルに達し、農家1400万世帯がエネルギーを利用して生活できるようになった。太陽エネルギー発電は6万5000KWに達し、700余りの郷・鎮の辺ぴな地区では、約300万人がほぼ電気を使用できるようになった。

中国はすでに世界第2のエネルギー生産・消費大国だ。しかも経済の発展と人民の生活水準の向上に伴って、エネルギーの需要は今後も増大していくだろう。このため政府は20年までに、再生可能なエネルギーのエネルギー構造に占める比率を16%にすることを計画している。そのうち水力発電の総設備容量は3億KW、風力発電設備容量は3000万KW、バイオ発電は3000万KW、メタンガス年間利用総量は443億立方メートル、太陽エネルギー発電の設備容量は180万KW、太陽エネルギーによる湯沸かし器の放熱総面積は3億平方メートル、エタノール燃料の年間生産能力は1000万トン、バイオディーゼルオイルの年間生産能力は200万トンだ。この目標を達成するために、06年1月1日に「再生可能なエネルギー法」を正式に公布して施行した。この法律が施行されたことで、今後の再生可能なエネルギーは将来にわたって発展していくだろう。

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