日本の福田康夫首相は山東省で29日、日本側は山東省とより密接な交流・協力関係を築いていく意向を示した。
福田首相は29日午後、天津市から空路、山東省済南市に入り、中国共産党山東省委員会の李建国書記と会見した。会見で、「長期的に安定した日中友好関係を構築するためには、両国の政府間にとどまらず、社会各界、各階層、地方都市にわたって友好関係を強化していかなければならない」と述べた。
また、福田首相は、北京で中国の指導者と有意義な会談が行われ、両国政府が共同で日中関係を新たな段階へと発展を進めていく決意と認識を確認し合ったとした。日本と山東省は双方の努力の結果、すでに堅固な協力の基礎が築かれており、多くの日本企業が積極的に山東省への投資を進め、豊富で多彩な文化交流活動も行われている。在青島日本総領事館の設置は、双方の交流・協力関係をさらに深めていくことになるとした。さらに、福田首相の地元、山梨県と山東省が友好関係を結ぶ提案をした。
李書記は、「今回の訪中は短い日程でありながら、孔子の故郷・山東省にわざわざ訪問して下さったことは、首相が中日関係や中国の伝統文化を重視している証拠だ。今回の訪中で中日関係はさらに改善・発展し、両国の友好発展を後押しするもので、中日の戦略的互恵関係が具現化することを信じて止まない」と述べた。
山東省は、福田首相一行の最後の訪問地。一行は、30日午前に孔子の故郷・曲阜の孔子廟を訪れ、全ての日程を終える。
「人民網日本語版 」2007年12月30日 |