中国外交部筋によると、27日からの中国訪問において、福田首相は破格の待遇を受けることになっている。日本メディアの報道によると、福田首相は、当時の田中角栄元首相が中国を訪れた際に受けたのと同様なハイレベルな接待を受けることになっている。
もちろん、福田首相に対する破格の待遇は、中国政府の中日関係への重視を示している。同筋によると、これは、2007年4月に温家宝総理が日本を訪問した際に受けたハイレベルな接待と直接的な関係がある。
どのような待遇かは、両国は協調している段階である。これは、中日交流の常例である。つまり、瀬戸際にならなければ、数多くの事項が決められないということである。しかし、福田首相の中国訪問に対する中国側の重視は疑いないことである。中国外交部の秦剛報道官の言ったとおり、福田首相の中国訪問は、安倍晋三元首相の「砕氷の旅」と中国国務院の温家宝総理の「氷を融かす旅」に次いで、中日両国の関係を改善し、それをさらに発展させる今ひとつの重要な措置であり、中日関係の安定的な発展にとっても重要な意義がある。
今回の訪問のスケジュールはすでに決まっている。福田首相は27日午後北京に到着し、28日午前、温家宝総理と会見し、同日午後は胡錦涛国家主席、全人代常務委員会の呉邦国委員長とそれぞれ会見する。その後で北京大学でスピーチを行う。29日、温家宝総理と福田首相は共に中日民間友好団体主催のブレックファーストミーティングに出席し、福田首相は北京のある小学校を視察する予定もある。また、福田首相は天津市の経済開発区を視察する。ここには数多くの日本企業があり、中日間の経済的互恵関係を示している。その後、福田首相は山東省の曲阜を訪問し、孔子廟を訪れることにもなっている。
関係筋によると、曲阜訪問は、福田首相が中国の伝統的な文化を好み、中国の歴史、文化や思想を高く評価していることを裏づけている。曲阜訪問は中国側のアレンジではなく、日本側からの要請であった。
「チャイナネット」 2007年12月27日 |