日中協会の野田毅会長と白西紳一郎理事長は25日午後、訪中を控えた福田首相を首相官邸に訪ね、5つの希望を伝えた。福田首相は日中首脳会談でこれを取り上げ、戦略的互恵関係の構築と発展、日中友好のために全力を尽くす意向を示した。日中協会が示した5つの希望は次の通り。
(1)来年の胡錦濤主席の訪日時に、戦略的互恵関係の構築に関する内容を含む日中関係の「第4の文書」を共同発表してもらいたい。
(2)台湾問題に関しては、「日中共同声明」の基本点を堅持し、適切に対処してもらいたい。
(3)環境・省エネ分野の対中協力を特に拡大し、日中貿易の成長を後押してもらいたい。
(4)来年は「日中青少年友好交流年」。中国政府は1984年に日本の青年3千人を中国に招き、今年も青年200人を招いた。日本政府も来年春に中国の青年200人(1984年に日本青年の接待に参加した中国側のスタッフ50人を含む)を日本に招いてもらいたい。
(5)できるだけ早く北京に日本文化センターを、東京に中国文化センターを設立してもらいたい。(編集NA)
「人民網日本語版」2007年12月27日 |