中国人民解放軍交響楽団が12日、東京で演奏会を開いた。同交響楽団による初の訪日公演は成功を収めた。
中国の孔鉉佑臨時代理大使や自民党の加藤紘一元幹事長が演奏会に出席、中国の軍人音楽家の演奏を観賞した。
自民党の二階俊博総務会長が祝辞を寄せ、次のように述べた。今年は日中国交正常化35周年に当たり、日中文化スポーツ交流年でもあり、両国の文化スポーツ交流は盛り上がっている。中国人民解放軍の芸術家が今回日本で公演し、国境を越える美しい音楽を通じて友好の橋を架けたことは、日中両国民の友情と協力を深めることになろう。
解放軍交響楽団は、シューベルトの交響曲「未完成」や中国のバイオリン協奏曲「梁山伯と祝英台」などを演奏し、盛大な拍手を浴びた。
解放軍交響楽団訪日公演団長の董吉順氏は新華社記者に次のように話した。解放軍交響楽団は中国軍の文化芸術団体として、美しい音楽と感情を込めた演奏によって、平和を愛し、平和を称え、守っている中国人民と中国軍の誠意を日本人民に伝えたいとおもっている。
解放軍交響楽団はロシアや朝鮮などで演奏会を開き、大成功を収めているが、日本での公演は今回が初めて。今回の公演は、両国の軍人芸術家による交流を進めるための新たな一章を開くもの。
「2007年10月13日」 |