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民間交流  
日本での中国文化フェスティバル

 

中国文化部、中国駐日大使館共催の「2006中国文化フェスティバル」が日本で盛大に開かれている。1カ月の期間中、20余りの大型公演や芸術展によって、数万人の市民が中国文化に対する認識と理解を深め、中国人民との友好的気持ちを深めると期待されている。

フェスティバルは17日東京のサントリーホールで幕を開け、高円宮妃殿下、中曽根康弘、海部俊樹、村山富市、羽田孜・元首相ら各界の友人2000人余りのほか、華僑・華人代表が招かれて出席した。温家宝中国首相、安倍晋三日本首相がそれぞれあいさつと祝辞を寄せた。孫家正中国文化相、河野洋平衆議院議長、扇千景参議院議長、塩崎恭久内閣官房長官が熱情あふれるあいさつを行った。

開幕式では中国交響楽団が演奏する、「祝典行進曲」、「日本随想曲」、歌劇「椿姫」抜粋、交響幻想曲「覇王別姫」など日本の市民によく知られる古典曲目が次々と会場の雰囲気を盛り上げていった。

孫家正文化相は18日午後、東京の記者クラブで、「両国人民の心を通わせる文化」と題して講演し、2000余年に及ぶ長い歴史の中で、両国人民の文化交流は無数の友好のページを記し、多くの美談を残していると述べた。

そして文化は弱そうにみえるが実際には強く、多くの物質的なものが歳月と共に消え去っているが、文化は残り細い流れとなって万物を潤していると指摘した。

孫文化相はさらに、自らの体験を語った。パリのエッフェル塔を見物している時、日本からきた老夫婦がカメラのシャッターを押してくれるよう頼んだ。鉄塔の全景が入るよう、彼は地面に這わざるをえなかった。この夫婦は写真をとってくれたのが中国の文化相であることを知ってしきりにわびたが、孫氏は、後輩としては当然のことで、老人を敬い子供を愛するのは全世界共通の美徳であると答えた。この言葉に会場から割れるような拍手が起こった。

19日夜、東京港区六本木の野外劇場で、中日両国の芸術家が合同公演を行った。中国の俳優は京劇「白猿献壽」、「覇王別姫」と昆劇「長生殿」のひとくだりを演じ、日本の芸術家は伝統芸術「能」の「楊貴妃」、「項羽」を披露した。これらの演目はすべて中国の歴史上の故事に題材をとったものだ。両国の伝統芸術には似通ったところもあれば、それぞれの特色も多く、中日両国の文化関係の歴史の長さに驚かされる。

北京京劇院梅蘭芳劇団の「三国志」、雲南京劇院の「三岔口」、北京人民芸術劇院の「雷雨」、上海バレエ団の「梁山伯と祝英台」、上海の喜劇「72軒の店子」など、水準の高い公演はほかにも少なくない。このほか中国雑技団の「雑技魅影」、横浜中国映画祭、中国書道交流展、中国ファッションショー、中国文化パレード、中日文化交流50年写真展など盛り沢山で、まさに中国文化芸術の一大競演といえる。

1972年の中日国交正常化以来、両国の文化交流は日増しに深まっている。2007年はちょうど国交正常化35周年にあたり、両国政府は来年を「中日文化スポーツ年」とすることをすでに決めており、双方は引き続き政府、民間の友好交流活動を繰り広げる。

孫文化相は、中日友好を貫くことは両国の人心の向かうところで、各界の人々のたゆまぬ努力によって、文化交流は両国人民の心の架け橋になっていると指摘した。有識者は、中国文化フェスティバルは両国人民の相互理解と友情を一層深めるだけでなく、東アジアの平和と地域の進歩にも深い意義があるとみている。

「2006年11月27日」

 

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