外交部の姜瑜報道官は、6月22日北京での定例記者会見で、「中国は、25日に遼寧省の葫芦島市で、日本人送還60周年を記念するイベントを行う」ことを明らかにした。このような記念イベントを中国で行うのは、今度が初めてである。
1946年5月から、遼寧省の葫芦島市の港では、抗日戦争に勝利を収めたばかりの中国政府が、3年にわたって少数の捕虜を含め105万人余りの日本人を日本に送還した。これは、第2次世界大戦後、戦勝国が敗戦国の国民を送還する最大規模の活動の一つであった。
姜瑜報道官は、「中国が記念イベントを行う目的は、中日両国国民の相互信頼や理解を深め、両国関係を改善し発展することにある。当時の送還は、中国国民の寛大な心と人道主義の証である。中日関係は、容易にできたものではなく、双方が大事にしなければならないものだ」と述べた。
「CRI」より2006/06/23
|