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民間交流  
内モンゴルで植樹活動 中日両国関係者

 

日本の友人44人と中国内モンゴル自治区ウランハド市(中国語表記=赤峰市)の林西県民族中学の教師・生徒、林業労働者200人余りが19日、林西県富林営林場で、クヌギやカラコギカエデなど2万本を植樹し、「生態系に立脚し緑の環境回廊を再建する中日友好植樹活動」がスタートした。

両国関係者の努力により、岡山県の山田養蜂場と内モンゴルの林西県政府が共同で緑の環境回廊を建設することになった。山田養蜂場はこの事業のために10万元(1元=約13円)相当の資金を無償で提供した。日本国際生態学センターの宮脇昭所長と横浜国立大学の藤原一絵教授らの専門家が林西県民族中学の生徒に、混植や密植などを伝授、現場で科学的な植樹法を指導した。

山田養蜂場の山田英生会長は植樹現場で、次のように語った。今後、生態系整備事業への資金投入を増やし、緑の環境回廊の建設を強化していく。この事業が林西県の生態環境保護に貢献し、両国の友情を深め、より多くの関係者が手を携え、自覚をもって環境を保護、緑に囲まれた生活を提唱、人類共通の古里を建設するよう希望する。

山田養蜂場は、蜂蜜、ロイヤルゼリー、化粧品などを生産・販売している企業で、昨年からフフホト市トゥムド左旗で苗圃生態パークの建設に取り組んでいる。工期は3年で、中国側が1000ムー(1ムー=15分の1ヘクタール)の土地を投資し、日本側が530万円を寄付した。同パークは経済林、成長の速い樹木、苗木畑の経営が中心で、林業と果物栽培による収入は3年後に30万元に達するとみられている。

「2005年6月21日」

 

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