国家林業局の張建竜副局長は23日、「中国楓樺砂漠化対策特別基金」の創設式典に出席し、「中国は長年の努力を経て、砂漠化対策で注目すべき成果を上げたが、依然世界では生態・環境整備の非常に脆弱な国の1つだ。砂漠化問題はすでに1地区・1民族の問題ではなく、全世界が注視する焦点となっている」と指摘した。
張副局長は「中国政府は一貫して生態環境の整備を高度に重視している。特に砂漠化対策は、長年の努力を経て注目すべき成果を上げた。1990年代には砂漠化土地の面積は年平均3436平方キロメートル拡大していたが、現在では年平均1283平方キロメートルの縮小へと転じた」と述べた。
現在、砂漠化土地は国土全体の27.46%を占め、一部地域では依然として明らかな悪化を呈している。
張副局長は「砂漠化はすでに中国経済・社会の持続可能な発展を著しく制約する重大な環境問題となっている。統計によると砂漠化による直接の経済損失は毎年540億元、1日平均1億5千万元に達している」と指摘した。
「人民網日本語版」2007年12月24日 |