13日の旧日本軍による大虐殺事件70周年にあわせて大規模な拡張工事を進めてきた南京大虐殺記念館の朱成山館長が11日、記者会見を開いた。
新装の南京大虐殺記念館
記念館は85年に開館。参観者・資料の増加に対応するため拡張が決まった。05年12月から始まった拡張工事の費用は総額約3億2800万元(約50億円)。敷地面積は約2ヘクタールから約7ヘクタールと3倍以上、展示面積は約800平方メートルから約9800平方メートルになる。写真3500枚、被害者や日本軍の遺留品など約3000点を展示する。
一方、日本に関するコーナーを設け、中国に対する政府の途上国援助(ODA)などについても説明する。
85年以来、国内外観衆延べ1400万人を引き付けたとしている。新装の開館式は13日に行われる。
「東方ネット」2007年12月12日 |