本誌記者・繆暁陽
今年は中国侵略日本軍による南京大虐殺という歴史的事件が発生して70周年、また中日国交正常化35周年でもあり、「中国侵略日本軍南京大虐殺受難同胞記念館」の拡張工事も予定通り完成し、一般公開された。12月初めから12月中旬まで、江蘇省と南京市は共催で南京大虐殺歴史事件70周年に関する一連の記念活動を行うことにしている。
一連の記念活動は開催日時順に以下の通り。
1.12月3日午前10時:中国共産党江蘇省委員会宣伝部、中国共産党南京市委員会宣伝部が主催し、南京大学南京大虐殺史研究所、江蘇人民出版社が主宰する『南京大虐殺史料集』第29-55巻の発行式典が南京鳳凰台飯店で行われた。
2.12月4日午前10時:中国共産党江蘇省委員会宣伝部、中国共産党南京市委員会宣伝部が主催し、中国侵略日本軍南京大虐殺受難同胞記念館が主宰する、中央美術学院の著名な彫塑家・滑田友氏の作品寄贈・画集発行式典が江東門記念館の追悼広場で行われた。
3.12月12日午前11時:中国侵略日本軍南京大虐殺の太平門での受難同胞記念碑の序幕式が玄武区太崗路で行われる。南京市の関係当局の指導者、専門家や学者、南京大虐殺の生存者、日本在住華僑、市民の代表らが参加する。
4.12月13日午前10時:今回の記念活動の中心となる、中国侵略日本軍南京大虐殺30万同胞受難70周年追悼式と、中国侵略日本軍南京大虐殺受難同胞記念館拡張工事の完成式典が江東門記念館の広場で行われる。党・政府機関、人民代表大会、政治協商会議、解放軍などの指導者、江蘇省・南京市の各民主党派、市民団体の責任者、社会各界の代表、内外の友好人士の代表などおよそ1万人が出席。警笛を打ち鳴らし、献花し、『平和宣言』を読み上げるほか、記念館の新館除幕式に参加する。式典終了後、出席者は新館を参観。南京市のほかの受難者埋葬地でも追悼式が行われる。
5.12月13日-15日:中国抗日戦争史学会、中国侵略日本軍南京大虐殺史研究会が主催し、中国侵略日本軍南京大虐殺受難同胞記念館、南京大学南京大虐殺史研究所、南京社会科学院国際・平和研究所などが主宰する「中国侵略日本軍南京大虐殺に関する国際学術シンポジウム」が開かれる。フランスや米国、日本、香港のほか、中国の専門家や学者80名余りが参加してテーマ別に意見を交換する。
6.12月13日19時30分:南京文化センターで南京市新劇団による新劇「陥落」が上演される。
「北京週報日本語版」 2007年12月5日 |