米国の独立映画制作者による記録映画「南京夢魔―南京大屠殺」の日本語版「南京大虐殺」が完成し、米国の人気動画共有サイト「YouTube」で無料公開された。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
制作グループは3日のプレスリリースで「『南京大虐殺』は南京大虐殺の歴史を日本語で語る初の記録映画。南京大虐殺の真相を日本の観衆に伝えることのできる、現時点で唯一の公開ルートでもある」と述べた。
米国の独立映画制作者、Rhawn Joseph氏が自費制作した「南京夢魔」は、70数年前に旧日本軍が南京で犯した暴行を、大量の史実と貴重な写真資料によって観衆の前に示している。YouTubeで無料公開された英語版「Rape of Nanking」と中国語版は数百万ヒットを記録した。
日本語版は準備から完成までの2年余りに幾重もの困難に遭遇した。日本の右翼分子からの脅迫はその最たるものだ。日本版の制作に加わった2人の日系米国人は、日本在住の親友が右翼分子による妨害や迫害を受けないよう、字幕では本名を伏せている。(編集NA)
「人民網日本語版」2007年12月4日 |