著名な陸川監督の新作「南京!南京!」が28日、メディアに初公開された。総制作費8000万元のこの大作は、すでに来年の上映が決まっている。「尋槍(ミッシング・ガン)」「可可西里(ココシリ)」に続く、著名な青年監督・陸川氏の第3作だ。「中国新聞網」が伝えた。
1937年12月13日、中国を侵略した日本軍は南京市内に進軍し、無辜の市民や捕虜に対して、6週間の長きにわたり血腥い殺戮を繰り広げた。「南京!南京!」は中国の軍人・陸剣雄、帰国女性教師・姜淑雲、日本の軍人・角川の3人の視点から、この世のものとも思えぬあの禍害を再現し、生命の尊厳の保護と信仰による救いを表現している。
陸川監督は日本上映を希望し、日本人役の俳優もすべて東京から招いた。撮影前の3年間の準備期間には、当時の禍害に関する大量の資料と文献を研究し、映画の1つ1つの細部にまで、確実で信頼できる歴史上のモデルを確保した。陸川監督は「作品は1970~80年代生まれの人々の当時の戦争に対する理解を表現している。幾千幾万の人々に、自省を含め戦後の警告を喚起することを希望する」と述べた。
「人民網日本語版」2007年11月29日 |