このほど米映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が来年の第80回オスカー賞ドキュメンタリー映画部門のエントリー15作品を発表した。在米華人の女性作家・張純如(アイリス・チャン)の遺作「南京大虐殺」を改編し映画化された「南京(NANKING)」がエントリー作品に選出された。
「南京(NANKING)」は米国AOLのテッド・レオンシス副会長が個人的に200万ドルを出資して撮影されたもので、当時の在中西洋人の視点から、日本軍の侵略行為を描いたものである。このドキュメンタリー映画の制作中、世界各地の80人近くの南京大虐殺で生き残った人たちや旧日本兵を取材訪問しフィルムを回している。当時、中国に居た西洋人の日記や手紙、写真や書物などを多く盛り込み、客観的にその当時の情況を再現している。
「人民網日本語版」2007年11月27日 |