今年は南京大虐殺から70周年にあたる。22日、「南京の記憶」と題した南京大虐殺70周年記念の国際学術会議が南京師範大学で行われた。日本、米国、ドイツなどから参加者が集まり、当時を知る生存者の話を聞き、悲惨な歴史に共に思いを馳せた。張秀紅さんは82歳、今年新たに生存者として名乗り出た。南京師範大学南京大虐殺研究センターの主任を務める張連紅教授によると、張秀紅さんが今回の会議で語った証言は過去の史料に記載が無いもので、歴史的な価値があるという。張秀紅さんによると、彼女の夫・趙広夫さんも南京大虐殺を経験したが、7年前に亡くなった。趙さんは妻が立ち上がって悲惨な歴史を証言するよう希望していたといい、張さんは今回、ようやく夫の願いを叶えることができた。「揚子晩報」が伝えた。
写真:張秀紅さんの話を聞き感極まり、彼女にひざをついて謝罪する日本からの参加者
「人民網日本語版」2007年11月24日 |